こんにちは、一年以上ぶりにブログ書きます。めちゃめちゃサボっていました…><
ここ数年、国内外問わず旅行に行くことが多くなったので、そのときの経験をネタに記事を書いていく方針にしようかと。その一発目として2023-2024の年末年始にフランスのローヌ・アルプ地方(スイスやアルプス山脈の方面)やラングドック(南フランス)を旅してきたので書いてみようと思います。感動もあったけど超絶大トラブル満載でした。
■モンブランのお膝元「シャモニー」
シャモニー(CHAMONIX)は、フランス中東部のローヌ・アルプ地方にあるアルプス山脈にある山間の街。正式名称はシャモニー・モンブランと言って、名前から想像できるようにアルプス山脈最高峰の「モンブラン」の麓にあります。街は南西から北東に伸び、南にモンブラン、北にル・ブレヴァンと2000mを超える山々に挟まれています。
そのため夏はアルピニスト、冬はウィンタースポーツの聖地となっていて、ヨーロッパ中の人が訪れる日本で言うところのニセコ的な立ち位置にある超有名なリゾート観光都市です。
北側のル・ブレヴァンから見るモンブランは、それはそれは壮大かつ絶景。日本の雪山の景色が束になっても敵わんレベチなロケーションだと思っています。
そんなシャモニーには、市街地を軸にスキー場が4つ点在しており、3スキー場共通パスを持っていると無料で乗れるシャモニーバスを使って、自由に行き来することができます>< 最高すぎる。
で、冬の時期のフランス旅行ということもあり、せっかくの機会なので是非そんな最高のロケーションでスノーボードをやりたくて、物価がめちゃ高いのを承知でがんばってシャモニーへ行ってきました👊
■ジュネーヴ国際空港からバスで移動
スイスのジュネーヴ国際空港(ジュネーヴ・コアントラン国際空港)からワゴン型のバスを予約して移動しました。一時間程度でシャモニーへ移動することができます。現地時間2023/12/29 AM7時(UTC+1:00)に着きまして、空はまだ日の出の兆候も始まっていない真っ暗な状態🌃 この時期のジュネーヴの日の出はAM8:17、日本の冬至で6:50くらいなので、それより一時間半も遅いのです!
到着ゲートからでてきて、外へ出られる出口の右側にコーヒー屋となんとかカフェってのがあるんですが、その間くらいのスペースが集合ポイント。受付カウンターができていると書いてあったんだけど、最初は見当たらず、外やその周辺を彷徨いました…><
時間近くになると、水色のベストを着た女性が現れて臨時の受付カウンターっぽいものが出来たので、「この場所で間違いない!」という確証を得てまずは一安心。「I have a reservation, this is ….. 」不慣れな英語で受付をして出発時間の9時まで待機。まずは1つ目のチェックポイントをクリアです。時間まで待ちます👍 時間が近づくと改めて点呼が始まり、乗車するワゴン型バスへ誘導されて乗り込みます。全部で10数人はいたかな。
■シャモニー到着!まずはスノボレンタル
10時ちょい過ぎくらいにシャモニーの玄関口のバスステーションへ到着。ここから荷物もったままスノボレンタルショップへ直行。事前にメールで連絡して「夕方まで荷物置いておいてOK!」と承諾もらっているので問題無し👍
(本当は自分の板とブーツ持参したかったんだけど、この後リヨンや南フランスへ移動することを考えると、あれを持ち運ぶのは物理的にしんどい。という結論になったので、レンタルボードで対応することにしました。)
※ショップはここ。10:00-19:30オープン。
[WEBサイト]
入り口入ってすぐ階段があり地下へ。ナイスガイ2名が対応してくれました。How are you~?と飛んできて、とっさに出たのがNice to meet you~ でしたw 日本では入店早々に調子どう?とか言われないからさ…><
ここでレンタルしたのは、ボード・バイン・ブーツ、そしてヘルメット。日本でも外人がよくヘルメット被ってるけど、海外はヘルメット被るのが定着していて、ノー帽子やニットの人は本当に稀のようです。郷に入れば郷に従えということで、我々もヘルメットを借りて着用することにしました。
■いざゲレンデへ!一番近くて最高なブレヴァン
冒頭で書きましたが、シャモニーエリアには4つのゲレンデがあります。シャモニー市街地を中心として、真北にブレヴァン-フレジェール、南西にレ・ズッシュ、北東にグランモンテ、グランモンテの北にバルムがあります。
※詳しくはこちらのペンギン日記さんで紹介されているのでご覧になるとよいです。私も参考にしました👍
そして、レンタルショップから歩いて10分くらい(距離850m)の場所にブレヴァン-フレジェールの西サイドのゲレンデ、ブレヴァンへ行けるゴンドラ、BREVENT Planprazの乗り場があります。もちろんバスでいったほうがラクなのですが、まだシャモニーパスを発券できていなかった&ほんと近いので、板を担いで向かうことに。ただ、残り500m地点からけっこうな激坂区間(約280mくらいあります)が登場するので、ゴンドラ乗り場につくときにはヘトヘトになります。
こちらがPlanprazゴンドラ乗り場です。写真のようにリフト券を購入できるカウンターがあります。が、私はあらかじめシャモニーリゾートのWEBサイトからデジタルチケットを購入していたので、並ばずにすみました><
(この写真だと全然並んでいませんが、翌日12/30も来たら20人くらいの行列ができていましたので意味はあります。)
[MONT-BLANC NATURAL RESORT]
https://www.montblancnaturalresort.com/en/chamonix-lepass
「 Adult」の「2days」を2名分購入しました。当時(2023/12/27)日本円で42,355円!一人一日10,588円!たけぇ(笑)
上の写真はゴンドラとそのゲートです。これには写っていませんがゲートの左側に黄色い機械が並んでいますので、それにデジタルチケット(QAコード)を読み取らせるとシャモニーパスが発券できます。
これがシャモニーパスです。磁器タイプで、リフトやゴンドラの手前のゲートのセンサーにタッチすることでゲートが開きます。日本だとリフト代とは別に500円とかデポジットとられて、滑り終わりに返却機へ戻すことでお金が返ってくるという運用のゲレンデが大概だと思いますが、ここシャモニーは「カード代としてリフト代とは別に3ユーロもらうよ。返却は不要。そのカードはデジタルチケットで買うときにデータ上書いて何度でも使えるやつだから、なくさないでね。」というスタイルをとっています。キロロのお金がかかる版って感じです。もう来ないかもしれない人にとってはこのシステムはちょっと痛いw ウェアのポケットの中に入れておきます。
すげぇところにドンドラつくってるなぁ。シャモニーの街がよくみえます。
ゴンドラで山頂駅につくと、そこからは壮大なモンブランと景色、、、、は見れず、あいにくの曇りコンディション。少し寒いくらいの気温。雪はちょっと固めで、いい雪質とはいえないかなぁ~。ハンターマウンテンの2月くらいのコンディションかも。
ただ、ゴンドラ到着地点が2000m。森林限界超えてるっぽくて、木が全然なくてすごい開けてていて壮大な感じがします!
少し下に滑っていくとリフトがありますが、その辺から木々があります。
そして、ヨーロッパはスノボよりスキーのがメジャーと聞いていましたが、95%以上スキーヤーだったと思います。こりゃすげぇ。そして、ほぼ100%に近いヘルメット着用率!ごくごく稀にニットの人を見かける程度で、ほぼ全員がヘルメット使ってます。まぁこれだけ人多くて急斜面ばかりで、雪も固めなので、そりゃヘルメットつけるわなぁ、といった感想です。マジでノーヘルは危ないと思います。
最初は雪は固めかなと思いましたが、リフトでさらに上に行くと、結構ましな雪質。ゲレンデも広いし侵入しちゃダメってエリアがほぼないから自由に滑りたい放題。これは楽しい。今シーズン2回目ということで、まぁのんびり滑ります~。
■晴れてきてモンブランとご対面!
14時くらい、徐々に天気が回復してきました。これは上に行くとすごい景色がみられるかもと期待。
Le Cornuってリフトに乗ると、上級コースしか存在しないLe Cornu(レコルニュ)って山へ行けます。相方が初滑りでちょっと不安があったけど、ものは試しでいざリフトへ。登っていく最中、断崖絶壁やそこに広がるゲレンデの雪景色の壮大さに圧倒されました。
で、リフトを降りるとそこにはとてつもない景色が、、、!
雲がとれてきてモンブランの姿が見えました!超美しい。雲が僅かに掛かっているのがまた神秘的!神々しいです。あぁここまで来た甲斐がありました。運よくモンブランがみられたことを幸せに思います✨✨✨✨✨
で、めちゃくちゃ感動に浸った最高なときを過ごしたその数分後、とんでもない悲劇が起こるのです><
■Her arm broken…
あと少しで上級コースを滑り終わるという寸前で、ウチの嫁が後方でコケたっぽっくて、で、腕ついたっぽくて、で、なんか腕抑えてずーっと座っているんです。。これは嫌な予感が、、、
板を脱いでがんばって100mくらい登っていくと、「やばい。腕動かない。しびれている。ダメかも」と。あ、この症状はアレだな、折れてる系だなと悟りました。
私も過去に肩脱臼して手術とか、ある程度怪我の経験はありますので、やばいかどうかは分かります。
その後パトロールの人が見つけてくれたので助けを求めました。色々手続してレスキュー呼んでもらい、そのまま近くの病院へ直行。(保険が一切効きませんでした!その病院はここ!)
結果、、左腕の橈骨か尺骨のどっちかがポッキリ折れていて。で、その折れた骨がもう片方の骨を押し出してくれちゃってるものだから、それによって肘関節も併せて脱臼。で、脱臼したものだから当然に靭帯損傷。名づけるならハイブリッド骨折。
フランス旅行の一日目から、海外旅行初のとてつもない事態となってしまいました。
嫁が体験した恐怖の海外骨折手術は、直接本人に別記事で書いてもらってリンクしようと思います。
では一日目のお話はこれにて。