2020/04/30
GWはコロナの影響でどこもかしこも自粛自粛自粛。
緊急事態宣言は、感染拡大を抑え込むという点では分かりやすいとは思うが、、、
自粛させる本質(どうしても3密空間に行ってしまう人たちがいるので、こうするしかないと解釈してる)を理解し、可能な限り個人でできるエチケットに配慮すれば、ずっと家の中にいる必要はないと考え、3密とは無縁の自転車単騎走行で八ヶ岳一周ライドへ行ってきました。
小淵沢駅(こぶちざわえき)を八ヶ岳一周のスタート地点にして反時計回りで八ヶ岳を周回し、茅野市から北上して諏訪湖畔のホテルへ宿泊する予定スケジュール。
小淵沢駅へは始発(4:26)に乗っても8:27到着と、電車移動だけでも4時間かかります…
できるなら新宿から特急あずさに乗りたかったのですが、それだと9時近くの到着となるようなので、高尾駅から各駅停車でがんばって向かうことにします。
3時半起き(睡眠時間3時間…)して予定通り始発に輪行乗車。
神田で中央線に乗り換え待ちのとき、家を出たときは真っ暗だった空に太陽が登り始めています…。
(あーーー眠い。高尾で乗り換えたら寝よう…Zzz)
高尾で乗り換えてさらに2時間13分後、ようやく小淵沢駅に到着です。
ここの標高は886.7m、東京視点で考えると1000m近くも登ってきたことになります。
さすが八ヶ岳山麓。
小淵沢駅の展望台より。真正面にはこれから周回する八ヶ岳。
左右に広がる裾が美しいです。
そして南側には、日本では富士山の次に高い北岳と南アルプスの山々が見えます。
北岳(きただけ)は、山梨県南アルプス市にある標高3,193メートルの山。南アルプス(赤石山脈)北部に位置し、富士山に次ぐ日本第2位の高峰だそうです。
(情報元 ウィキペディア)
気温はおそらく10℃台半ばといったところ。4月後半とはいえ標高1000m近いとさすがに肌寒いです。
走り出しはウインドブレーカーを羽織って丁度いいくらいです。
●八ヶ岳高原ライン
9:15 八ヶ岳ライドスタート。まずは小淵沢IC横から八ヶ岳高原ライン(県道11号)へ進入。
(進入時点で標高910m)
八ヶ岳高原ラインの走行距離は21.6km、八ヶ岳南側をヒルクライムしてきます。
…しかし、覚悟していたとはいえ、走り出して即10km以上ヒルクライムってのは身体にこたえます…
10:54 走り出して1時間半程。
八ヶ岳高原ライン沿いにある「レストランまきば」 に到着。
(ここの標高はStrava計測で1330m)
緊急事態宣言の影響で駐車場は閉鎖されていましたが、路肩に駐輪してちょっと立ち寄らせてもらいました。
ここの駐車場は眺望がよく、遠くに南アルプスが見えます👍
もちろん、肝心の八ヶ岳もかなり近くに見ることができます。
(むしろ近すぎてみづらい。)
もし、緊急事態宣言が発令されていなければ多くの観光客で賑わっていたんでしょうね。
今回は私一人で独占させていただきました。
さらに進んて八ヶ岳南東あたり、八ヶ岳高原ライン最高地点である1480m地点を通過。
そして最高地点のすぐ近くに駐車場がありまして、こちらからは八ヶ岳がよく見えます👍
(まだまだライド前半なのですが、かなり満足してしまっている…w)
ここより下り基調となり、1440m地点から1340m地点の清里ライン(国道141号)まで100mのダウンヒル。
八ヶ岳東エリアに突入です。
●JR駅最高地点「野辺山駅」
東エリアは清里ライン(国道141号)を北上します。
このエリアには、JR駅の最高地点となる野辺山駅(のべやまえき)があります。
長野県南佐久郡南牧村大字野辺山に位置する、野辺山(のべやま)駅はJR東日本・小海線にある普通鉄道の駅としては日本一標高が高い駅(標高は1,345.67m)だそうです。
(情報元 https://www.homemate-research-station.com/useful/14728_facil_089/ )
ということは、東京都民の森の先にある風張峠(1146m)より高いのです。
八ヶ岳周り、恐るべしです…
清里ラインを北東に進み小川を越えたら長野県の突入、と同時に清里ライン→佐久甲州街道へと呼称が変わります。
この道は軽井沢方面と甲府方面を繋ぐ幹線道路なので、車通りが多くダンプやトレーラーといった大型車がバンバン通ります。
細くて路肩幅が少なく、カーブしているポイントとかは幅寄せされてめっちゃ怖いです(・・;
少し進むと路肩左手に「100mJR先 鉄道最高地点」と案内した看板が出現。
看板に従い右に入って交通量の少ない裏道を進みます。
この裏道、道が綺麗で交通量が少ないうえに下り基調で(野辺山駅辺りまで300m弱下ります!)気分良く走れます♪
途中八ヶ岳が綺麗に見える畑ゾーンがあります。
青空と緑と山頂の残雪がいい感じでしたー♪ で、ここを抜けると野辺山駅です。
11:43 野辺山駅に到着しました。ここがJR最高地点なのですか…
周りになんもないっ!!!
緊急事態宣言のため売店的なものも営業していないため、なんもない感にさらに拍車がかかっている感じです。
(せめて売店でアイスとか食べたかった)
野辺山駅周辺にはJR駅最高地点を記念した石碑などがあったので、自転車と一緒に撮影。
野辺山駅のプラットホームは2つ、利用客はまばらです。
そして、やたら空が見えるなと思ったら電車へ電力を供給するためのケーブル(架線)が張られていません。
野辺山駅がある小海線では、ディーゼルエンジンの電気と充電式バッテリーを動力とするキハE200形というハイブリッド車両が運行されています。このハイブリッド車両の導入は世界初のようです。
(情報元 https://www.homemate-research-station.com/useful/14728_facil_089/)
そのため、通常見られるはずの架線が無いってわけですね。
ある程度写真も撮れたので野辺山駅をあとにします。
このまま佐久甲州街道を北に進んでいれば、標高1050m地点の千曲川 ( ちくまがわ )沿いまで、約10km近い距離を気持ちよくダウンヒルできたところだったのですが、当時は等高線をちゃんと把握しておらず、交通量の少なそうという理由で八ヶ岳まきばラインの方にわざわざヒルクライム&遠回りして進んでしまうのです…w
ちなみに千曲川とは、日本最長河川(流路延長214km)である信濃川の長野県内部分のことで、埼玉・長野・山梨の3県が交わる甲武信ヶ岳を源流としています。
(情報元 https://www.mlit.go.jp/river/toukei_chousa/kasen/jiten/nihon_kawa/0406_chikuma/0406_chikuma_00.html )
信濃川って新潟県長岡市北部から日本海へ流れ込んでるんですけど、こんな離れた所を源流の一つとしているわけですから、そりゃ日本最長河川と言われるのも納得です。
八ヶ岳まきばライン、余計な体力を使うことにはなりましたが車通りは少ないですし、
右手には埼玉、群馬県境の山々がみえて、高原感があっていい感じです。
(次のページへ続く)